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全社ワークショップでコンセプトを共創し、オフィスのリノベーションを実施 ~オフィスは「作業の場」から、LMフィロソフィを具現化した「企業文化が醸成される空間」へ~

コーポレート

2021.06.08

 共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は2021年1月、本社オフィスを、自社の企業文化が醸成される空間と捉え、社員同士のコラボレーションがより活性化するよう、行動指針を具現化した空間を目指してリノベーションいたしました。コロナ禍で出社を前提としない働き方に移行する中で、オフィスで働く意義を見直すとともに、リノベーションを全社員で企業文化を考え、話し合う機会と捉えました。3カ月にわたり実施したオンラインワークショップに、約200名が参加しました。LMの行動指針である「LMフィロソフィ」を具現化する新オフィスのコンセプトを共創し、社員の「関係性の質」「思考の質」「行動の質」を高めるレイアウト・設計につなげました。

 LMは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2020年3月に従来は育児・介護など対象者を限定していたテレワーク制度を全社員対象に拡大しました。5月には、社員が「価値を発揮するために、場所と時間を自立的に選択する」働き方に移行すること、そして、オフィス=社員が作業をする場という従来の認識を見直し、LMの行動指針「LMフィロソフィ」に沿った社員の行動を促して、社員同士のコラボレーションがより活性化される空間へとオフィスをリノベーションすることを決定しました。このリノベーションを企業文化の醸成の機会とし、LMフィロソフィの基本思想である「関係性の質」「思考の質」「行動の質」を高めるオフィスを全社員が参加して作ることを目指して、「LMオフィスコンセプト共創プロジェクト」を立ち上げました。本プロジェクトは、人材開発・組織変革に関する実践と研究開発を行う株式会社ヒューマンバリューと、オフィス設計を通じて企業の成長に貢献するファシリティ事業を行う株式会社コスモスモアの協力のもと、推進しました。

 プロジェクトでは、全社員を対象にオンラインワークショップを実施し、テレワークを前提にしつつ、オフィスに出社した際の「理想の働き方・仲間との関わり方」を話し合いました。そこから“垣根を超えたコラボレーション(関係性の質)” “好奇心と集中力と当事者意識(思考の質)” “共に助け合う、アジャイルに動ける(行動の質)”という3つのオフィスコンセプトを共創しました。具体的には、オフィスにおける「関係性の質」と「思考の質」が高まることで、社員一人一人の「行動の質」が高まることを意図し、社員間のコラボレーションを推進するエリアとデスクワークやWEB会議などに集中できるエリアをグラデーション型に配置するレイアウトにしました。また、アクティビティ・ベースド・ワーキング※の考えを取り入れ、フリーアドレス中心のオープンなフロアの中で、社員が業務の内容に応じて主体的に働く空間を選択できるように設計しました。

 また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オフィスの出社率を毎日全社に公開し出社検討の参考となる情報を発信するなど、社員の主体的・自立的な働き方を促す取り組みを同時に行なっております。

 今後、オフィス空間というハード面と施策というソフト面を掛け合わせ、多種多様な交流の場を設けることでさらなるコラボレーションを促進するとともに、企業文化を醸成し、進化し続けるオフィス空間を目指します。

■LMオフィスコンセプト共創プロジェクトのワークショップ

 全社員に参加を呼びかけ、オフィスに出社したときの理想の働き方や、個人・部署・会社のありたい姿を話し合うオンラインワークショップを行いました。従業員231名(2020年8月末※直接雇用)のうち191名が参加し、社員の行動指針として浸透しているLMフィロソフィの「関係性の質」「思考の質」「行動の質」を高められるオフィスについて、自由闊達に話し合いました。

 ワークプログラム作りにおいては、株式会社ヒューマンバリューの協力を得ました。また、株式会社コスモスモアには全てのワークショップに陪席いただきました。そこで得たコンセプト作りの過程への理解や、社員の生の声をオフィス設計に反映いただけるよう、プロジェクトを推進しました。

■新オフィスコンセプトとレイアウト

関係性の質 垣根を超えたコラボレーション
思考の質 好奇心と集中力と当事者意識
行動の質 共に助け合う、アジャイルに動ける

■オフィス風景

偶発的なコミュニケーション機会の創出のため、壁を立てず、開放的な空間を設計。
また、WEB会議ツールを使用したMTGの増加に応じ、専用ブースも用意。

■社員の声

 新オフィスで業務を開始して約3カ月が経過した時点で、新オフィスの満足度やオフィスコンセプトの実現度について社員にアンケートを実施したところ、以下の声がありました。

・テーブルや座席間の距離がゆったり取られているので、時々話したい人のところに行って話しても、密になりにくく、周辺の人の邪魔にもなりにくい。自分からコミュニケーションを取りに行ける人にとっては快適な気がする。
・会話する相手が固定化しなくなった。歩きがてらに声をかけやすい、声をかけられやすくなったのは顕著な違い。
・色々なタイプの席ができたので、用途によって使い分けられて便利。



【LMフィロソフィとは】
 LMの企業理念・コアバリューの実現に向けて、社員横断プロジェクトで編纂した行動指針。3章12条で構成され、「関係性の質」「思考の質」「行動の質」を共に高め合うことを目指しています。
(参考)企業理念・フィロソフィなどについて:https://recruit.loyalty.co.jp/company/vision/

※アクティビティ・ベースド・ワーキングとは
働く人が業務内容に応じて、働く時間と場所を主体的に使い分けるワークスタイルのことです。

本件に関する資料